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ひとりで悩まない。

翌17日(水)、居心地の悪い空気が漂う中、
上の3人と私はそれぞれ学校と会社に出かける。
旦那サンは休日。
いつも起きるのが遅いので、まだ眠っていた。
きっといつも通り、ちゃちゃらを保育園に送って行ったと思われ。

夕方、レイナが、仕事中の私の携帯に電話してきた。
「母さん、今日Mちゃんちに泊まらせてもらうから…
Mちゃんのママも、いいって言ってくれたから」

そう来ると思ってたよ…
帰りたくないよね、分かる分かる…
私だったら帰りたくないもん
(ノд-。)

連絡をくれたことに「ありがとう」を言い、
レイナといっぱい話したいことを伝えて、
私の実家近くのスーパーマーケットの駐車場で待ち合わせしたんだ。
実家には母が1人で住んでるから、
私たちの話を聞いてもらってから、アドバイスもらおうと思って。

…っていう私たちの思惑に反して、
母は不在でした~残念!

実家の駐車場でレイナと語り合う。
嫌だと感じ始めたのはいつからだったんだろう、とか、
彼に対して今どう思ってるか、とか…

レイナは口を開くとすぐに涙を流し始めて、
「最初は、自分も悪いし仕方ないって思ってたけど、
だんだん『自分のことを棚に上げてよく言うよ』って思うようになって…」

「ミツくん(上の3人は彼をそう呼んでる)は、
レイナの態度とか気に入らないみたいだけど、
ミツくんにだから、ああいう態度をしてるんだし」

「レイナが母さんのことをなめてるとかミツくんは言うけど、
全然なめてないし」

「どうせレイナのことが目につくんでしょ」

「何でも母さんのせいにするのも嫌」

「あやちゃん(長女)も言ってるよ、
『学費を払うつもりもないくせに、
ピアスのこととか文句言わないで欲しいよね』って」

最後に、泣きながらも力強く言った言葉は、
「レイナは、母さんも、あやちゃんも、ケンゴも、ささらも大好きだけど、
家は大っ嫌い!」
でした…

残念ながらレイナは実家に避難出来ず、
その日は自宅に帰ることにしました。

私はレイナに、私も高校生の頃に、
私が何かやらかすと常に母のせいにする父のことが大嫌いで、
いつも「どこかで死んできてくれないかな」と思っていた話をしました。

「アンタ(父)のせいで、こんなことしてるんだよ!」とアピールするために、
色々と、母にとっては困ったことばかりし続けたこともあったんだ、って。

でも、自分が大人になったら、父親に対して、
「この人は、こういう人なんだな」って思って、何とも感じなくなったのね、って。

だから、レイナも、年頃っていうことは関係してるかもしれない、って。

けど、それにしても、「お年頃」の女子についての知識が無さすぎなのと、
レイナたちが頑張ってることを当たり前だと思ってるのはおかしいよね、って。

帰宅する間際に、レイナにしっかり伝えたのは、
「あの家は、レイナの家だよ。
ちゃんとレイナの居場所はあるんだからね」…

黙って家出したら私が心配すると思って、連絡をくれたレイナ。
私は、そういう気持ちが何より嬉しかった。
ちゃんと思いやりの心があるじゃない…?
こういう気持ちを無にしちゃいけないと思ったよ。

ちなみにアヤノはその晩、何も連絡をよこさず、
24時間営業のマックで夜明かししたのでした。
妹を見習ってほすぃ…
( ノД`)

更に次の日。
18日(木)は、仕事中も(ヒマなので)色々考えて、
「そうだ!経験者に相談してみよう」と思い、
仕事が終わって車に乗り込むとすぐ、
子連れ再婚&出産・育児をした友だち・Rちゃんに電話してみた。

Rちゃんちでは、息子くんが旦那サンと折り合いが悪く、あまりにつらすぎて、
まだ小学生なのに、息子くん自らおばあさま宅に移り住むことを決めた経歴があります。

Rちゃんは、
「その時を思い出すと今でもつらいけど、
ばあちゃん家で暮らすようになってから、
息子がとても良い方向に変わった、
たまに家に来ても、旦那と普通に話せるようになった、
レイナに逃げ場を作ってあげることは、追い出した気がしてつらいけど、
レイナのためには、考えてあげてもいいんじゃないかな」
と言った。

でも、話が家計の件に及ぶと一変して、
「生活費に入れるのが3万!?
居候じゃないんだからさ…
子どものお金をあてにして…
そりゃ出ていってもらってもいいや。
親らしいことしてないじゃん」

こうして相談して意見を聞くことは大切だと思う。

19日(金)。
仕事を終わらせるとすぐ、1人で実家に行った。

子どものことや家計のこと、
母には今まで一度も相談したことがなかったけど、
今回は全て洗いざらい打ち明けた。

母は、
「親になれてないのね…
まだ若いのかな…
大きい子の親をやるには、
まだ経験が足りてないのかもね…」
って言ってた。

母がくれたアドバイスは、
「一旦、別居してみる」
や、
「結婚生活を続ける気持ちがあるかどうか聞いてみて、
もしあるようなら、
今は子どもたちが大きくて家計が苦しい時期だから、
貯金を頑張りたいのを少し我慢して、
せめて5万円は入れてくれるように、
また、子どものこともよく考えてくれるように、約束する」
でした。

そして私は、
実家からの帰宅後、土日、月曜日、火曜日、
ずっとずっと考えまくっていた…

(まだ続く…)

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