- 2008-12-29 (月) 12:44
- NICU面会育児日記 | こども、そしてわたし
おとといは、24時間いつでも面会OKなのを利用して、
朝から面会に行き、
清々しい朝のNICUを感じました!
リッキーは、目を半開きのまま、
意識がどこかを漂っているような様子で、
見ていると、
「どうしてこんなに頑張れるんだろう、
私だったらこんなに頑張れないなぁ…
リッキーは頑張り屋さんだなぁ…」
そう思わずにはいられなかった!
頭を撫でながら、いっぱい褒めてあげました
(*´Д`)
心拍数は80台、サチュは時々75%くらいになるけど、
バギングしてもらうと回復。
体を温めるための
「ウォームパッチ」という装置は常に稼働☆
37度近くに保てるように、バスタオルを3枚くらいかけてもらって…
それでも手足が冷たくなってしまうので、
そっと私の手で包み込むようにしてました。
お昼ご飯のおにぎり食べるため、
休憩をとり、メールのチェックをしたら、
長女あやぴーから、
「今から面会に行っても大丈夫?」
っていう内容のメールが届いてたので、
電話して、14時に面会に来るように伝えました。
早朝のコンビニでのバイトと、
夕方のファミレスでのバイトの合間に、
電車を乗り継ぎ自発的に来ようと思ったお姉ちゃん…
弟を想う気持ちに感心しました!
NICUに戻って、
畳んだバスタオルを敷いて、
ウォームパッチごと、リッキーをひざ布団♪
あったか~いので眠気が襲う~…
リッキーの目はず~っと半開きなので、
目薬を注す時間以外に乾くのが気になる私は、
目が潤うように「手動まばたき」をしてあげました。
それでもすぐに乾いちゃうの!
だから乾くとまた「手動まばたき」
(〇´∀`)
そうこうしてるうちに14時になり、あやぴー到着。
目の乾きと、だいぶ具合が悪そうな様子を心配していたよ。
オムツ交換の時、普通はお尻だけ持ち上がるでしょう?
でも、リッキーの体は浮腫みではち切れそうなので、
胴体が全部持ち上がっちゃうの。
そういうのを見ると、
これ以上浮腫みが進行しないで欲しい気持ちでいっぱいになった。
生きて欲しい気持ちと、
もう頑張らなくても大丈夫だよっていう気持ち、
両方が私の中にあって、
時々覗きに来てくれる看護師さんにも
そう話したりしました。
痛みやだるさや苦しいのは
モルヒネのおかげで感じていなくても、
体自体は苦しい状態が続くわけだから、
やっぱり見ていると胸が締め付けられる…
18時30分過ぎに家事をするため帰宅して、
入れ替わりに旦那っちが病院へ。
旦那っちもかなり心配なんだよね。
旦那っちが帰ってきてから、
23時過ぎに、二女レイナと面会に行きました。
レイナは、リッキーの手が冷たくならないように、
握ってあげてました。
翌28日の0時になり、帰宅して、
レスしたりマイミクさんの日記を覗いたりしてたら、
1時30分頃、NICUから呼び出しの電話が…
旦那っちを起こして身支度を整えてもらい、
車に乗り、病院へ走らせてる間、
「リッキー大丈夫だよ、
今、かぁかが行くからね!」
と、何度もリッキーに気持ちを送ってた。
車を降りて、走って走って走って、
NICUに着いたら、看護師さんが
「持ち直してきましたよ~」
と、出迎えてくれました。
リッキーの顔色は少し黒っぽくて、明らかに調子が悪そう。
でも私が手を握って、
「かぁか来たよ~」
と声をかけたら、ピクッと動いたよ
(*´Д`)
昼間と同じように、ひざ布団をしてあげながら、
「大丈夫だよ、かぁかが付いてるから」
と、繰り返し伝えました。
旦那っちは、モニターの数字が気になる様子だった。
時々リッキーの顔を覗きこんでました。
心拍数、サチュとも75以上になり、
リッキーをベッドに戻して様子をみて、
6時に旦那っちは自宅に一旦戻りました。
その後、7時30分頃サチュが急に45%くらいになり、
心拍数も70を切ったので、
先生から看護師さんへ、
旦那っちを呼び出すお願いが出されました。
私は、今度はバスタオルにくるまれたリッキーを腕に抱きました。
看護師さんと先生に、
「この病院で本当に良かった、
リッキーの母親になれて本当に良かった」という気持ちを伝えました。
先生と看護師さんたちが離れていき、
「旦那っちと上の子たち、間に合うかなぁ…」と思っていたら、
リッキーが、それまで虚ろだった目を急にパッと開いて、
口を少し動かして、
「ぅわぁ~ぃ♪」って感じの爽やかな表情になっちゃったの。
久しぶりに見たリッキーの楽しそうな顔に、
私に呼ばれた看護師Sさんもビックリ!
心拍数とサチュも80位に上がっちゃったので、
それにもビックリ!
Sさんと私、
「どうしよう、みんな駆けつけちゃう…」
と、良い意味でまた予想を裏切るリッキーに、
思わず笑いが出てしまいました。
リッキーの目には、
お友だちと、何かワクワクするものが見えていたんだね
(*´▽`)
しばらく楽しいひとときを過ごし、
ちょうどみんなが着いた頃、
リッキーの心拍数、サチュがまた少しずつ下がり始め、
「リッキーは家族のことを待っていたんだ」と、
看護師さんと私は思いました。
リッキー、キミはなんて素晴らしいんだろう!
家族を心配させないように、具合や顔まで準備するなんて!
家族は、私とちゃちゃら以外は涙…
代わる代わる、頭を撫でてあげました。
私は、腕の中のリッキーに
「リッキーありがとう、
小さいけどいちばん頑張り屋さん!
かぁかはリッキーのお母さんになれて本当に良かったよ、
いつも一緒だからね」
って伝えました。
そして、
12月28日午前8時21分、
リッキーは、楽しそうな顔のまま、
星の王子様になりました。
私は、先生方や看護師さんたちに、
心から感謝の気持ちを伝えました。
それから、別室で、リッキーの足形をとり、
チューブと点滴の無いリッキーを、
家族みんなでお風呂に入れてあげました。
ぁ~めママンから貰った服を着させて、
バスタオルでくるんで、
看護師さんや家族みんなで代わりばんこに抱っこしました。
いつも抱っこを拒み続けた旦那っち、
やっとゆっくり抱っこしてました。
先生から説明を聞いて、
スタッフの皆さんに見送られて、
リッキーは、
やっと、退院することが出来ました。
本当は、皆さんにお披露目するべきかもしれないけど、
お通夜やお葬式はしないで、
最後まで家族だけで過ごして、
家族だけで送り出すことに決めました。
家族に会いたくて生まれてきて、
最期も家族に会うために待ってたリッキーだもんね
(*´Д`)
ちゃちゃらが、
何度も撫でたり、抱っこしたり、
オモチャを貸してあげたり、
絵本を読んであげたり、
お姉ちゃんぶりを発揮しています!
リッキー喜んでるね
(*-ω-)b
今はまだ、私の目の前に居るから、
リッキーには、悲しみよりも、感謝の気持ちでいっぱいなの。
でも、実体が無くなったら、寂しく思うんだろな…
それにしても、何だろう、この充実感は…
きっと、産科やNICUの皆さんに、とっても良くして頂いて、
不満や後悔が無いからこそ湧いてくる感情なんだろうな…
リッキー、
生後145日、
生まれた日も含めると146日間、
本当に本当によく頑張って生き抜いたよね!
可愛くて勇気があって、
小さくてもすごーく頑張り屋さんのリッキーが、
かぁかは大好きです!
リッキーが生まれたことを、
リッキーのお母さんになれた自分を、
とっても誇りに思います!
リッキーありがとう!
いつも一緒だもんね☆
今まで応援してくださった皆さん、
本当にありがとうございました!
m(u_u*)m
リッキーは、多くの皆さんに愛されて、
最期は幸せいっぱいの顔をしながら、
「こちら側」を去っていきました。
あのワクワクした表情から察すると、
どうやら「あちら側」は楽しそうな気がしますよ!
これからの日記は、リッキー中心じゃなくなるけど、
たまに覗いてみてくださいね
(*´Д`)
ではでは…
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