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医療について思うこと。

こんにちはー。
今日の栃木は曇り。寒いです。

生後2ヶ月にも経たないちゃちゃタンが、風邪をひきました。
あんちゃん(ケンゴ・小6)にうつされたー。

小さな鼻の穴から鼻水がスゴイ出まくってます。
誰だよー、「3ヶ月間は免疫があるから…」とか言ったのは!
しかもうちの子、母乳だぞ!

ということで、ここを読んでるプレママさんへ。
「低月齢の赤ちゃんは免疫があるとか思わないでね。
母乳を飲ませていても、風邪のウィルスに感染するよー。」

さてさて。
皆さんのご両親はご健在なのでしょうか?
私の両親、仲良く(?)ふたりで暮らしてたの。
先週までは。

日付が11月8日に変わる少し前、父が睡眠中に心肺停止に陥りました。

母は、救急車が到着するまで母なりに人工呼吸や心臓マッサージを施したようなんだけど、
今まで講習を受けたことがなかったから、きっとイマイチ上手くいかなかったのね。
救急隊員さんが蘇生の処置をするまで、呼吸も心拍も回復しなかったの。

で、何分経っちゃったのか分からないんだけど、
父が再び「こっちの世界」に戻ったので、
救急車で近くの総合病院に運ばれました。

夜が明けて、私は父と対面したんだけど、
ベッドの上に横たわったまま目は半開きで、
こちらの呼びかけには全く反応ナシ。

それでもICUじゃなくて一般病棟なんだから、
お医者さんにとっては「重篤な状態」じゃないのね。

翌日。
声をかけると目をパッと開く。
でもそれだけ。

10日、金曜日。
会話が出来るようになった。
でも、自発的に話す内容、その記憶がなんだか変。
見えないはずの景色やモノが見えている様子。

今居るのが病院のベッドの上だと説明しても、
全く理解できていなくて、違う地名を言う。

ほんの数分前に話したこと、会った人、
そういったものを覚えておけない。

15日。
酸素マスクや点滴が外れて、自分で食事を摂る。
導尿、オムツは変わらず。

っていう状態で今日に至ってるんだけど、
「低酸素脳症」からくる「高次脳機能障害」っていうらしい。
ネットで調べたんだけど。

心肺停止したことで脳に酸素が届かなくて、
人間の体の中で一番酸素を必要としている
大事な大事な脳が、ダメージを負ってしまった模様。
まず、視覚や認知・記憶といった機能がダウンするのね。

これからどの程度回復するのか分からないけど、
介助ナシで日常生活を送れるようにすることが
お医者さんの目標らしいです。

もし今の脳機能のレベルのままだとして、
リハビリ後に退院したら、自宅に帰ると思う。

ビミョーに認知症なんだけど、
プライドはしっかりある状態なので、
「施設に入所してもご本人が嫌がると思いますよ」って
神経内科の担当医さんが言ってた。

っていうかさー、今回思ったんだけど、
人工呼吸とか心臓マッサージの蘇生術、
ある程度の年齢に達したら
誰でも出来るようにしておいたほうが良いのでは?
高校で勉強するとか。
希望者だけが講習を受けてもダメだと思うよ。

あと、蘇生術が進歩した現在においては、
うちの父みたいになってしまう患者さんも多いはず。

でも、その退院後どうするのかとか、
どんなケアを受けられるのかとか、
そういう情報って少ないのね。
こっちから求めない限り、たどり着けない。
医療技術が進んでも、何か物足りなさを感じるわ。

ネットに繋いでない、
そしてフットワークの重いひとなんて、
どうやって情報収集するんでしょう?
困ったことです。

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