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2009-01

天使ママの開き直り

我が子を亡くす寂しさや切なさは、親を亡くした時の比ではありません。

もちろん、祖父母を亡くした時とも比較にならない。
大好きな伯母さんを亡くした時も涙はいっぱい出たけど、
自分の子どもとなるとそれどころじゃない。

だから、私みたいに子どもを亡くしたママさんが居たら、
「自分も身内を失ったから気持ちがわかるよ」っていう意味合いのことは
言わないであげて下さいね。

慰めようとして言った言葉なのは分かるけど、
同じような経験をしていない限り、分かってあげることなんて出来っこない。

気持ちがいっぱいいっぱいなママさんだったら、
「分かりっこないでしょ!!!」って詰め寄りたい心境だと思う。

慰めや励ましの言葉は、あまりいらないと思いました、私の場合。
話を聞いてもらえれば、それが一番。

亡くした子どものことって、
きっといつまでもいつまでも想い続けちゃうと思うの。
傍から見ると、「いつまでもクヨクヨして…」って言いたくなると思うの。

だけどね、絶対にいつまでも想いは変わらないよ。
我慢や忍耐をさせちゃったらそれは残されたパパやママが気の毒。

だから、私がこれからもリッキーのことを日記に書いたとしても、
書き続けたとしても、
「あー、またか」って呆れつつお許しください!
スルーしちゃってもホント構わないのでよろしく!
(*´Д`)

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想い出の場所

行ってきたよ~!
リッキーに会うために毎日通った病院に!
しかも予定通り、2日続けて行ってきた
(*´Д`)

まず、おととい。
11時に病院近くのファミレスで、
ぁ~めママンそしてMちゃんのママと待ち合わせ。

Mちゃんのママ…
日記には初めてご登場頂きますが…

リッキーがお世話になっていたNICUには、
長期入院組が、男の子ちゃん、女の子ちゃん、それぞれ2名いました。
リッキーもそのうちの1人ね。
お互いに「あのママさんいつも来てるなー」とか
「入院が長引いてるみたいだけど手術でもするのかなー」なんて
思いながら過ごしてるわけです。

ぁ~ちゃんが18っ子仲間だと分かって、私が喜んで、
ぁ~ちゃんが退院して、
そして10月の終わりに近いある日。
NICU入り口の手洗い場で、同じ部屋の長期入院組の
Mちゃんのママと遭遇しました。

今までは挨拶を交わす程度だったんだけど、
思い切って話しかけてみたの。
「うちの息子もですけど、Mちゃんも長いですよね」
そしたらMちゃんママ、
「そうなんです…息子さんは手術か何か?」
私「いえ、うちは染色体異常で…18トリソミーっていうんですが…」
Mママ「え!うちもですー!」

そう、実は、同時期に18っ子が3人も入院してたのです!

それからは、時々お互いの状況を話したりしていました。
感染症を起こして体調が不安定な時もあったり、
Mちゃんがママや看護師さんにあやされて笑ってるのを知ったり、
「戦友」なので、お互い気にかけて過ごしてました。

暮れにリッキーが亡くなったのを知って、
Mちゃんママはとても心配してくださったそうです。
でも、まだ日が浅くて連絡をとろうとすることが出来ず、
看護師長さんを通じて、ぁ~めママンと連絡をとってくれたのです!
そして、おととい、ママ3人が揃いました
(*´Д`)

一緒にランチしながらMちゃんの話、ぁ~ちゃん・リッキーの話をしたり…
Mちゃんママ以外の2名のほうがいっぱい話してしまった気がしますが、
懲りずにまた参加してくれるといいなぁと思いました!

リッキーがお世話になったあのNICUには、
半年に1名くらいしか18っ子が入ってこないらしいです。
でも、今年は3人も揃った…
これは運命としか思えない私でした。
お子たちが引き寄せてくれたこの出会いを大切にしたいです!
そして、「これからの人」のために、経験を伝えて、
不安なママさんの力になりたいと思いました。

あとは、臨床心理士のI先生にお会いして、近況をお話したり、
ぁ~めママンにくっついて、マクドナルドハウスに行って
写真展の計画のお話をしてきたり…
とても充実した時間を過ごすことが出来て良かった♪

えーと、2日目の昨日。
夕方、ちゃちゃらねぇさんを保育園に迎えに行ってから、
旦那っちも一緒にいざ病院へ!
先生・看護師さんたちへの手紙も持って…

向かうまでは良かったけど、
NICU前に着いたら、旦那っちはつらい気持ちになったそうです。

インターホンで声をかけたら、看護師さんたちが出てきて下さって…
で、ここで焦った!
マズイ!
手紙書いてない看護師さんがいる!
なんで私ったら気付かなかったのかしら
(;´Д`)

また書いて持っていこう♪
師長さんにも会えなかったから、会えるまで何度でも通い続けよう♪
また顔を見せに行く口実ができました…

看護師さんたちは心配して下さっていて、とても嬉しかったです。
でも、私は自分より旦那っちのほうが心配なので、そう伝えました。

帰りに、旦那っちに言ったの。
「今度一緒に心理士のI先生に会いに行かない?」
そしたら、拒否されてしまいました。
男性って、自分の気持ちを暴露することに抵抗があるのかな?
なかなか難しいねぇ…

リッキーの話を旦那っちと2人でする時に、
旦那っちが言ってたなぁ…
「最初あまり会いに行かなかったのは、
会いに行ってると愛情が移って、別れるのがつらくなると思ったから」

そういうことだったのか…

ここからはあくまでも私の考えだから、そう思わない人が居ても当たり前だけど、
ベビちゃんっていうのは、愛されるべき存在だと思うのです。
愛されるために生まれてきたと言いたいくらいです。
だから、特にリッキーみたいに時間がないベビちゃんがいたら、
1日でも、1時間でも、1分でも、1秒でも早く、
(この「早く」っていう意味、伝わるかな)
愛情を注ぎ始めてあげられるように、
戸惑い、不安に思うママさんたちの力になりたいと思います。
だってうちの旦那っちみたいに
躊躇してるうちに我が子に旅立たれちゃったら、
後悔しか残らないんじゃないかと思うから。

臨床心理士のI先生の勧めで、
ここに載せてきた日記をプリントアウトして、
NICU前の待合室に置かせてもらおうかと思ってます。
何かを読む気力があるママさんしか目を通さないかもしれない。
でも、もしかして旦那さんやお祖母さまが読んでくれたら、
そしてお祖父さまが読んでくれたら、何かが変わるかもしれない。

すべての赤ちゃんが愛されるために、
私が出来る、ささやかなお手伝い…かな。

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