NICU面会育児日記 Archive

おはようございます！
今日も乳牛への道を探求中です…
頑張れオッパイ！
頑張れオッパイ！

リッキーは、
相変わらず呼吸器、点滴、栄養チューブを
装着した状態なのですが、
私からは、
落ち着いているように見えます。

が、
主治医のI先生によると、
昨日の朝から不整脈が出ているので、
心不全に繋がらないか
注意する必要があるそうです。
先生からは、
｢今のうちに出来ること、
例えば、
たくさん会ってあげるとか、
抱っこしてあげるとか、
保育器の外でカンガルーケアするとか、
そういうことを、
体調を見ながらしてあげるのが、
本人の頑張りにも繋がると思います｣
みたいな事を言われました。
そして、
｢もしもの時に、
電気ショックを使うかどうか、
それとも、パパとママが来るまでもたせて、
到着後に静かに看取ってあげるか、
少しずつ考えておいて下さい｣
ということも。

私たちは素人なので、
リッキーの状態は
落ち着いてるようにしか
見えないんですが、
実はそうではないのね。
重い心臓疾患を抱えて
今も必死に生きてるんだよね。

ただいま育児に奮闘なさっている
多くの皆さんは、
自分の子どもが死と隣り合わせだなんて
いちいち気にしてないと思います。
私も今まではそうでした。
元気に生きてる子を見ながら、
明日、お空に帰ってしまうかもなんて、
そうは思わないよね。

私は、
本来なら生まれて来ることさえ
難しかったリッキーから
いろいろ教えてもらいました。
誰でも、生きて生まれてこれたことが
奇跡だっていうこと。
健康に毎日を過ごせることの素晴らしさ。
時間っていうのは、
何もしなくてもどんどん過ぎていくけど、
実はとっても大切なんだということ…

生きてる意味がわからない、
そういうことを言う人に、
NICUで戦ってる小さな小さな命たちを
見せてあげたいです。

甘えるんじゃない!!

危機感を抱かされたにも関わらず、
旦那ｻﾝが夜に時間外面会をしにいったら、
ウチのリッキー、
保育器から出されてたらしいです！

先生！
危険なんじゃなかったの!?
寿命縮んだらどーするのよー!!

ビビってしまう母ゆかぴんでした。

こんにちは

月曜日の夕方、
｢オープンクベース｣とやらに
移動したリッキーですが、
体温調節をする中枢がまだ
上手く働かないそうで、
看護師のお姉さんたちは
機械の温度を上げ下げしながら、
よーく管理して下さってます。

不整脈は、やっぱり出続けていて、
心配なことに変わりなく、
でも、今日も
いつもの朝を迎えることが出来ました。

おととい、
リッキーを初めて「普通に」抱っこしました！
バスタオルにしっかりくるんで、
看護師さんからそっと渡された時、
とっても幸せな気持ちになりました…

20分くらい抱っこしていたんだけど、
その間、心拍は落ち着いて、
不整脈は出なかったの。
赤ちゃんには、抱っこがいちばん
安心するんだね～！
年配のかたはよく
｢抱きぐせがつくから…｣と言って、
たくさん抱っこするのを
嫌ったりしますが、
そういうことを言うのは
ナンセンスよ！
抱っこ最高!!

抱っこさせてもらえると聞いて、
水曜定休のウチの旦那ｻﾝは、
昨日の面会を
非常に楽しみにしていたんだけど、
光線療法が再開されて、
残念ながら
抱っこは次回に持ち越しとなりました。

リッキーが生まれてから常に思うんだけど、
生まれたばかりの子を前にして、
その子の｢最後の瞬間｣を意識しながら
過ごさなければならないという、
なんとも複雑な日々…

命を繋いでいる数々の機械や治療は、
リッキーに無理をさせているんじゃないか？
かえって苦しい思いをさせているんじゃないか？

でも、私も思い、看護師さんにも言われた、
｢本人が生きようとしていて、
それを手助けしている｣
そういう方向に考えて、
揺れ動く気持ちを
落ち着かせるようにしています。

今日も生きていてくれてありがとう！

おはようございます…
限りなく「こんにちは」に近いけど！

リッキーは、
生後20日の朝を迎えることが出来ました。
次の目標、生後1ヶ月！
9月5日まで、また頑張って欲しいな！
ウチの旦那サンの誕生日だし！

昨日、上の子たちが、
初めてリッキーと面会しました。
来月2歳になるちゃちゃらも、
会わせてもらうことが出来たよ！
白衣のサイズ、子ども用がないので、
大人用の服から作り直して、
前もって、ガウン？みたいなのを
特別に準備して下さったスタッフのかたに感謝です！

大きい3人は、リッキーの大きさに対して
それぞれイメージを抱いていたようで、
想像以上の小ささに驚いていました。

ちゃちゃらは、
そういう先入観がないので、
小さな弟に会えたことが
ただただ嬉しいらしく、
「りっくん、いいこいいこ」
と言いながら、頭を撫でていました。
何回も何回も。

帰り道、
「りっくんかわいい」
「りっくん、いいこいいこした！」
と、ニコニコしながら話していたちゃちゃらは、
すっかりお姉ちゃんの顔でした！

とても癒された瞬間でした(*^^*)

また、会いたいね！

えーと、最近のここでの主役のリッキーは、
週末の容体も落ち着いていたようで、
一時の不整脈からくる心配な状況は
一体なんだったのかしら…という感じです。

昨日は、ふと思い付いて、看護師さんに
リッキーの足形を取らせて貰えるかどうか
聞いてみたところ、
特別に許可して頂きました！

看護師さんが水色の絵の具を用意して下さって、
小さな足形を取って下さいました。
可愛い可愛い足形、
とっても大切な記念品になります！
急に思い付いたけど、言ってみて良かった♪

他にも、リッキーの場合は、
余命が短いだろうというスタッフの皆さんの
予想のおかげで、
特別に色々と配慮をして頂いています。
小さいお姉ちゃん・ちゃちゃらとの面会が出来たこと、
私の母が毎週面会出来るのも、たぶん特例です。
有り難いことです！

本当は、もっともっとしたいことあるんだー…
たくさん抱っこしたい！
ほっぺすりすりしたい！
歌を歌ってあげたい！
絵本も読んであげたい！
おっぱいも、チューブじゃなくて
口に含ませてあげたい！
お家に連れて帰りたい！
抱っこして一緒にバスケ観戦したい！
ボールで遊びたい！
お話ししたい！
いたずらしてるのを見守りたい！
母さん大好きで離れたがらないのを
抱っこしてなだめてみたい！

…考えだしたらキリがないね!!

ただ一つ言えるのは、
当たり前だと思っていたことは、
全部当たり前じゃなかったよ…

でも、それが出来なくても
リッキー、大好きだよ!!

リッキー!!
生後1ヶ月おめでとう!!!

このところ、不整脈も落ち着いて、
生まれてから最初の危機は
乗り越えたようです。

呼吸器は外せませんが、
薬の点滴はほぼなくなりました。
もしもの時のための血管確保で、
生理食塩水の管が刺さっているくらい。

身長は39cmに伸びて、
体重は1105gまで戻ってきました。

母乳は、16ml×8回、入ってます。
ひとつ安心だったのは、
消化器官に疾患が無かったこと。
18トリソミーのお子ちゃまは
食道が閉鎖している場合があるようですが、
リッキーは、そこは問題が無かった。
オシッコもウンチも出ています。

その他の奇形や発育不良、
そして知的障害については、
死に直結するわけではないから、
私としては、
リッキーの個性だと思って
あまり気にしていません。

ただ、心臓ちゃんがね…

デリケートなお子ちゃまでも
施して頂けるような画期的な治療法、
開発してもらえると良いんだけどなぁ…

リッキーの黒目がちなおめめが
とても可愛らしくて大好きです。
いつまでも見ていたいよ!